エアポンプの自作2015年07月19日 20時05分

楽しかったヤエンの季節が過ぎ去って

気がつけば・・・・もう夏。

最後の戦いから釣りには全く行けずに毎日

とても忙しい日々を過ごしていました。(涙)

でも自作だけは暇を見て少しずつやってました。(笑)

それはアジカンで使用するエアポンプの製作です。

通称ブクブク。(^^ゞ

今回はバッテリにスマホ用の高容量リチウムイオン

電池を使用したエアポンプを試作してみました。

まずはエアポンプ本体の入手ですが部品として

入手するのはとても困難です。(涙)

よく利用している中華サイトの Dealextreme-DX.com にて

血圧計用のポンプというものが有ったので買ってみました。

送料込みで約1100円。^^;




ローリング式のエアポンプです。




ミツミ・・・・・モータは日本製ですね。




DXサイトによるともともとは血圧計用のポンプということで、

家の血圧計にもこのような部品は使われているのか

興味本位で分解してみました。^^;




ネジを2個外して中を見てみると有りました。

良い子の皆様は保証外になりますので決して

分解などしないように・・・・。




さてこのオムロン製のエアポンプは日本の応研精工(株)という

メーカが作っているようです。





さていよいよ製作に入ります。

まずはケースから。

海水などがかかる非常に過酷な場所で使いますので

防水製は完璧でないといけませんのでこれを使います。

ゴムパッキン付きのこのランチボックスが安くてオススメです。




裏側にタカチ製のベルトクリップを取り付けます。

今回は大きいのでDK-2を使いました。




ドリルでなるべく小さい穴を明けて防水性が下がらないよに

きつめに取り付けます。




ポンプ(モータ)の固定には模型屋で買ってきたモータ用の

マウントベースを使います。




ポンプを適当な位置に固定します。




エアの出口にはタカチのケーブルグランドを使います。

本来はケーブルの防水をするものです。

ポンプとの接合部はビニルパイプを嵌めこみエアが

漏れないように工夫しました。




今回バッテリはスマホ用のリチウムイオン式

高容量バッテリパック
を使おうと決めていましたが

そのままでは残念ながら大きいので分解して使うことにします。

この制御基板はリチウムイオン電池への充・放電機能、過充電,

過放電,バッテリ過熱保護などの必要な安全機能は

すべてこの基板に内蔵されていますので

これをそのまま利用します。

(izuyanは完全自己責任で分解して使っていますので

電気の知識の無い方は絶対バッテリの分解などしないでください。

最悪バッテリ破裂などの大事故に繋がります。)




リチウムイオン電池はエネルギーが大きく

取り扱いが難しいので取扱は慎重にしないといけません。(-_-;)




エアポンプのモータ制御にはマイコンスキマーの

モータ制御でも使った


使うことにします。

このモジュールはモータの正転。逆転制御,渦電流保護,

短絡保護,過熱保護PWM電圧制御によるモータの

回転数制御など必要なものはすべて内蔵されています。(^^♪




出来上がったモータ制御回路基板がこれです。↓

回転数の切換は外部トグルスイッチによる

Lo(弱)とHI(強)の二段階切換方式にしました。

HI(強)の方は基板にある半固定VRにより

任意の電圧(回転数)に設定できます。




試作したエアポンプの回路図です。↓




ちなみにPWM制御(Pulse Width Modulation)とは

周期は一定でパルス幅のデュ-ティ・サイクル(パルスのHとLの比)

を変えてモータを制御する方式です。

電力ロスが軽減され必要な時間だけ通電しますので

バッテリの持ちがよくなります。

下の写真がLoの時のモータ両端のパルス駆動の波形です。

ON時間が短い為回転数が遅くなります。




下の写真はHIの時の波形です。

上の波形と比べるとONの時間が長いので

モータの回転数が高速になります。




バッテリには念のため短絡保護用のヒューズを

入れておきました。




上記の部品を上記の弁当箱のケースに

組込んで完成です。




リチウムイオン電池の温度を計るセンサも

ついていますので電池にて貼り付けておきます。




バッテリを外した場合、一度USBケーブルをつないで

充電モードにしないと専用基板の保護回路が

認識せず出力が出ないので注意が必要です。




ケースの裏側です。

上側のトグルスイッチは電源スイッチで

横のスイッチはHI,LOの強弱切換スイッチです。




トグルスイッチには防水の為、

ゴム製の防水キャップを被せてあります。




表側に蓋を付けたところです。

この弁当箱はパッキンがしっかりしていますので

防水性はよさそうです。

自称 IPX6 (日常防水)相当かな?。(^^)




完成したエアポンプの動画です。





下の動画は自作エアポンプのLOモードと

富士灯器FP-2000のLO(弱)モードで

エア排出量の実験をしてみました。

FP-2000のLO(弱)モードはカタログスペック上

0.9L/分 連続運転時間は約65時間です。





自作エアポンプのHIモードと富士灯器FP-2000の

HI(強)モードでのエア排出量の実験をしてみました。

FP-2000の強モードはカタログスペック上2.0L/分

連続運転時間は約18時間です。

自作のエアポンプは実はもっとパワーが出るのですが

連続運転時間を考えてFP-2000のHI(強)ぐらいになるように

にエア排出量をVRにて調整しています。






今度連続運転時間の実験を行います。

長く運転できたらいいな・・。

しかし・・・。

最近雨ばっかりで嫌になります。

たまには釣り行きたいなア・・。(^^♪

by.izuyan

コメント

_ きそやn ― 2015年07月20日 07時37分

おはようございます!


ご無沙汰してますm(_ _)m



とうとうエアポンプまで自作してしまいましたかー


これでizuyanさんのアジカンのまわりには既製品はなく自作のタッパボックスだらけになりましたね( ̄ー ̄)



これからもっと熱くなるので身体に気を付けて頑張って下さい。

_ izuyan ― 2015年07月20日 15時25分

きそやnさんお久しぶりです。

ポンプまで作ったのでもう作るものが

無くなってしまいました。(笑)

自作アジカンコンテストがあったら

絶対応募するのになあ・・。

きそやnさんの言うとおりアジカンが

大変な事になってます。

もはや単なるアジカンとは言えないかも(笑)。

_ なかやn ― 2015年07月21日 18時21分

毎度。
とうとう携帯用バッテリーパックまでばらしちゃったんですね。
怖くて出来ねーッス。

富士灯器ブクブクより、高排出の毎分3Lクラスをお願いします。\(^o^)/

しかし・・・何を書いているのか難しすぎてわかりましぇーんm(_ _)m

_ izuyan ― 2015年07月21日 23時41分

なかやnさんこんばんわ!

スマホの携帯用バッテリパックですがネジも無いので

バラシ方が解からずにしばらく悩んでいましたが

気合で(力で)どうにか分解できました。(^^ゞ

高出力にはできるんですがそうすればバッテリの

持ちが悪いかと・・・。

必要以上にエアを供給するのもアレなんで・・・、

この辺りは実験して調整してみようと思います。

はやくヤエンの季節がこないかな~?(^^♪

_ yama ― 2015年07月25日 10時00分

このブログ見て、いっぱいまたコメント入るやろうな(笑)

こんなもん、素人では作れるか!!!

あはは!!!

次は、岬の崖をすいすい上がれるリチウムイオン電池仕様の

アシストボディを、作ってね

_ izuyan ― 2015年07月25日 22時36分

yamaさんこんばんわ~。

こんなもん誰も作らないのでコメントなんか

ぜんぜん入りません。(キッパリ)

はっはは。

この間ニュースで車の中に置いていた携帯の

リチウムイオン電池が温度が上がって

爆発したといってました。

アジカンが爆発したら怖いぞ!^^;

アシストボディは・・・。そんなもん無理ぽ。

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