ぶどうの初出荷とひゅうがイカ丼2024年09月21日 05時17分


60歳定年に近づいた頃、定年後は30年以上にわたる

サラリーマン生活に別れを告げ、好きなこと(釣り?)をして

自由に暮らしたいと思いました。

お米は作っていましたが、果物(特にぶどう)や

野菜を栽培しながら少しでも収入を得たいなあ。なんて

漠然と思っていたのが4年前くらい。

幸いなことに実家が農家でしたので猫のひたいぐらいの

土地は有りました。

それまでの仕事は電気関係の設計エンジニアをやっていて

毎日が充実していて好きな仕事では有りましたけど。



2022年3月 荒れた畑をユンボで開墾してぶどうの苗を

植え付けます。


【地植によるぶどう栽培 ;第1ぶどう園】↓



ぶどうの品種は

・キャンベル・アーリー

・ベリーA

・巨峰

・ピオーネ

・シャイン・マスカット

の苗5本を植えました。

ぶどう栽培はもちろん素人なので手探り状態です。




苗は無事にすくすくと育っていきました。

ブドウ棚を作っていなかったので慌ててその年の6月

頃から製作します。

棚は自己流で単管パイプを使って適当に作りました。




そして植えてから2年目の2023年の9月に

なんとか初収穫を迎えることが出来ました。


【ぶどうを植え付けてから2年目の地植えの収穫】↓






あまり多くの房をつけても2年目の若木で

木に負担がかかるので

最終的に収穫した房数は

・キャンベル・アーリー ; 9房

・ベリーA ; 20房

・巨峰 ; 5房

・ピオーネ ; 14房

・シャイン・マスカット ;15房

の合計63房でした。

それでも立派なシャイン・マスカットが

出来たのは本当に嬉しかった。



そして今年の収穫です。

【ぶどうを植え付けてから3年目の地植えの収穫】↓








3年目の今年は去年と同様ハクビシンの被害に遭いましたが

枝も伸びてきて

・キャンベル・アーリー ; 52房

・ベリーA ; 36房

・巨峰 ; 46房

・ピオーネ ; 27房

・シャイン・マスカット ;44房

の合計205房を収穫することが出来ました。



【ルートラップポットによるぶどう栽培 ;第2ぶどう園】↓

地植えと同時にルートラップポットによる

根域制限栽培も始めました。

まずは2023年試験的に6ポットにシャインマスカットの

苗を植えました。



2023年に植え付けた苗 (6ポット)



2023年9月のときの写真です。

すくすくと順調に育っています。↓




2024年9月(2年目)

袋を取って眺めているだけでもその美しさ?に

うっとりします。^^;

なんか収獲したくないです。(笑)




現在は今年3月14ポット追加しました。

ナガノパープル8ポット、クイーンニーナ2ポット

シャインマスカット4ポットです。

また来年はマスカ・サーティーンの苗を5ポット追加予定です。

どんなぶどうに育つのかメッチャ楽しみです。


現在の第2ぶどう園↓



今年ルートラップ栽培では

・シャイン・マスカット ;90房

を無事収獲することが出来ました。


2024年度は地植えと合わせて合計295房の収獲となりました。

もちろん知り合いにおすそ分けしても食べきれない量なので

念願だったぶどうのプロ農家として近くの産直市に

少しずつ出荷して収入を得るフェーズに入ることにします。

やっとここまで来ることが出来たかと思うと

本当に感慨深いです。結構長かった。

売れた場合は産直市から”売れたよ!メール”が来るのですが

この連絡が来るとめっちゃ嬉しい。

\(^o^)/

産直市に並べたぶどう達 ↓



今はぶどうも巨峰以外は無くなり最後に自分用に収獲して

本年度のぶどう栽培も終わりました。




糖度とか測定して来年のためにデータを集めます。






しかしシャインマスカットは素晴らしい品種ですね。

他の育てた黒ブドウと比較していろんな面でそう思います。




粒を炭酸水に漬け込むと美味しいという

ことなのでやってみました。




まだぶどう園には巨峰が残っていますが実は

最近の温暖化で粒が黒くならないのです。

黒ブドウが黒くなるのは夜の温度が下がらないと

いけないのですがまるで青葡萄のように青い粒も

あります。

これでは商品価値がありませんので売ることも出来ず

ツライところです。(涙)

【黒くならない巨峰】↓


まあ仕方ないので、自分で食べようっと!!笑



ぶどうも今年は一息付いたので軽くエギングに

行ってきました。

のんびりと昼前に高速を南に走らせます。




来る途中の天気予報で知ったのですが

海には波浪警報がでています。

お気に入りのポイントは爆風で釣りにはなりませんでした。




風裏を探して移動します。

やっと釣れた・・・。



今日はなかなか厳しいです。




ちっちゃ。




まだ夏の海っていう感じで

めっちゃ海の色がきれいです。




風裏だとエギングは出来ますね。




ネチネチやってるときた。




昼過ぎになってド干潮状態で釣れる気がしません。

夜までは出来ないので残念ながら14時半頃納竿です。




今日の釣果です↓




今日エギングに来た目的はこのタレにあります。


ポテ☆さんに頂いた「ひゅうが丼のたれ」↓

ありがとうございます!!



しらべたところ

ひゅうが丼とは大分県豊後水道に浮かぶ保戸島の郷土料理で

この島はマグロ遠洋漁業の基地として知られマグロの赤身を

醤油、砂糖、酒、ごま、卵黄などが入った特製のたれにつけて

ごはんの上に乗せて丼にしたものだそうです。

名前の由来は過酷な船上で風が強く「ヒューヒュー」と音を立てて

火も使わずに食べられることから「ひゅうが丼」という説や

保戸島のマグロ船が宮崎県日向の油津港に入りそこで知ったので

「ひゅうが丼」と名付けられたという説があるが、確かな理由は

わかっていないそうです。

このままマグロを買ってきてマグロだけで食べるのが

ひゅうが丼に対する礼儀だと思うのですが

izuyanはイカ釣り師。

いろんな具があるほうが好きなんで。^^;





なのでマグロと超新鮮な今日釣ってきたばかりの

イカをこのたれに漬け込みます。




出来た!

 この料理をizuyanは 

『ひゅうがイカ丼』

と名付けました。(笑)




いやあ、このタレめっちゃ美味しいです。

家族にも大好評でした。(^^)



さてぶどうの話に戻りますが

ここまで来るには本当に長かったけれど

念願の初出荷ができて今年わずかではあるけど

初収入を得ることが出来て本当に嬉しい。

皆さんも応援してね。

by.izuyan

izuyanぶどう園 ハクビシンとの戦い20242024年09月22日 10時03分


この前、絶体絶命のピンチを知恵とひらめきで切り抜ける

奇跡の〝突破劇〟を再現ドラマとクイズで伝える

日本テレビ系の新感覚バラエティー

「THE突破ファイル」 「スグやる課&国税局!悪い奴らを成敗SP」

9月19日放送 を見ていたらその中で

凶暴なハクビシンVSスグやる課』というのがありました。^^;




突破パープルを作っていた農園で何者かにぶどうを食い荒らされて

その対策を市役所のスグやる課が知恵を絞って行うという

ストーリーです。




実は自分のぶどう園も去年からハクビシンに悩まされていて

このドラマは本当に他人事には思えません。

今ならTVerで9月26日まで期間限定で見られますので

興味が有る方は見てくださいね。

クリック → THE突破ファイル

魔法カフェは脱税天国!?空気階段の国税局&スグやる課 野田に異動辞令




izuyan農園も去年から動物の被害に有っており

ネットを3重にしたりしましたが対策に苦戦していました。

そして早生のぶどう キャンベル・アーリーが甘い匂いを

出す時期にやつら?は今年もまた現れました。


ネットを掛けてない無防備な房↓



対策としてネットを掛けてぶどうを守っていましたが

その葡萄も器用にネットをずらし完食していました。


ネットの紐の縛りが甘かったようです↓

きれいに食べられました。



紐はほどけていなかったけどぐちゃぐちゃに

された房↓



もうやられ放題です。

軽く10房以上は被害に遭いました。(涙)




その後、ネットを2重,3重にして対策したけど

被害は無くならず・・・。


ネットの上から虚しく粒を潰されたぶどう↓



やる気が一気になくなります。




ネットを掛けないよりは、まだいいけど粒がボロボロです。

商品価値が有りません。(涙)




犯人は動物であることは間違いないですが

その犯人を特定するためにトレイルカメラを

Amazonで買って設置しました。

(まだ散財です。。。ははは。涙)

トレイルカメラとは動物・人などに反応するセンサーが

搭載された無人の状態でも静止画・動画・夜間の撮影が

自動でできるカメラです。




でもアライグマとかの可能性もあるので

敵を正確に知ることが対策の一歩です。




このカメラは単3電池4本の仕様だったので

18650リチウムイオン電池を3本を追加して

長時間撮影ができるように改造しました。^^;

太陽光パネルを使い長期間撮影できる

オプションもあるようです。




頼んだぞ!

犯人を撮影してくれ・・・。




たぶんぶどうの味をしめた動物は

毎夜やってくるはずです。

場所さえ合えば必ず撮影できるという確信のような

ものがありました。




長時間撮影の改造は必要無かったようで犯人が

バッチリとカメラに写っていました。

なんか嬉しい。




真夜中の1時半頃に現れてぶどうの枝を伝っていき

器用に前足を使ってぶどうの袋をはずして

食べようとしています。




犯人は予想通りハクビシンでした。

ハクビシンは夜行性ですからあのドラマのように

日中にチョロチョロ目にすることはたぶん無いですね。

でも悔しい気持ちはドラマと同じで




っていう同じ感じです。

まずは対策をネットでいろいろ調べぶどうの主幹にトタンを

巻きました。

ハクビシンが木から登るのを防ぐためです。




古いトタンを切って木に巻き付けます。




ハクビシンが滑って樹木に登れなくなるそうです。




そしてハクビシンを駆除しなければ今まで通り

やられっぱなしです。

専守防衛だけではやつらの被害は防げません。

自衛のための攻撃も必要かと。

ただ勝手に駆除は出来ません。

ハクビシンを駆除するには鳥獣保護管理法に基づく

狩猟免許(わな猟免許)が必要なんです。


伯父さんが実はわな免許をもっておりハクビシンを

駆除していると以前聞いた事がある事を思い出しました。

電話をして事情を話しお願いするとすぐに

捕獲するための箱罠を2つ持って来てくれました。

本当に有り難い話です。・・・。m(_ _)m

もちろんあとで収穫時期にぶどうを持ってお礼に行ったことは

いうまでもありません。^^;


まず1個目はぶどう園の中に仕掛けます。

罠の前に落ち葉を撒くのは罠だとさとられないように

自然に見えるようにするためだそうです。

この罠はぶら下がった餌を食べると、シャッタが閉まる

仕組みになっています。(ネズミ捕り器に似ています。)




もう一つはぶどう園の外に罠を仕掛けます。

この罠はハクビシンの重さでシャッターが閉まる仕組みです。

餌にはとうもろこし、りんご、トマト、オリジナル餌?など

いろいろなものを入れました。




なんと仕掛けた次の日にはあっけなく

1匹捕獲できていました。




予想通りハクビシンでした。







その後しばらく罠は仕掛けておいたのですが

最終的に捕獲できたのはこの一匹だけでした。


その後、町役場に相談したところ電気柵を設置すると

費用の半額(最高5万円)が補助されるということで

電気柵を設置して補助金を申請しました。

流石にさっきのドラマのように職員がizuyanぶどう園に来て

対策してくれるということは当たり前ですが

無かったですネ。笑




防水用のケースにAmazonで買った電気柵の装置を入れました。

なんか装置にはロシア語で書いてあります。




この装置は8000V or12000Vの高電圧をパルス状にて

発生します。

電気柵を第1ぶどう園の周りにぐるりと設置しました。




電流が少ないので間違って触っても大丈夫のはずですが

幸いなことにまだ感電したことは有りません。




伯父さんから不要になった電気柵のセットをもらったので

来年は第2ぶどう園の周りにも設置する予定です。




ハクビシンを一匹退治して電気柵設置後は被害は

まったく有りませんでした。\(^o^)/

今年はとりあえずぶどうシーズンは無事終了したけど

来年はどうなるかわかりません。

また新しい戦いがあるかも・・。

でも負けないぞ!!

by.izuyan