干網の修理2018年09月30日 08時39分

アユの燻製を作ろうと思って冷凍していたアユを

解凍しました。




そしてアユを干していた時、長年使っている干網が

ボロボロになっている事に気が付きました。




よく見るとアユになにかボロボロと

ゴミのようなものが落ちてついています。

原因は干網の針金を保護してあったプラスチックが

ボロボロになって落ちてきているようでした。




アユを一夜干しした後に網を分解してみます。

吊り用の紐も外しますが後で元に戻せるように

写真で記録しておきます。

なるほどうまく吊し紐つけるもんだなあ・・。(*^^*)




干網の網の部分です。




もう針金は錆びてボロボロでした。

そう言えば干網自体は洗って干したこと

がなかったなあ^^;





塩水につけた魚を干したりしたので

長年の経年劣化で錆びるのは仕方ないし、

もう元は十分とりました。(*^^*)




しかしまだ網自体は使えそうだったので

とりあえず修理してみることにしました。(笑)

まずは針金ですが昔、ぶどう棚で使った硬線の残り

が有ったのでこれを使います。

果樹園などに使う業務用?のこの硬線は

ホームセンターなどには売って無くて入手に

苦労したことを思い出しました。




さてこれを曲げて四角の形をつくるのですが

この硬線がめちゃくちゃ硬いのです。

湾曲した形状を手で真っ直ぐに整形しながら

作っていきます。




終端はハンダ付けで・・。

ヤエン製作用のフラックスと半田で

くっつけました。




その上から得意?の熱収縮チューブで処理。




1個目の枠にはセンターのクロス針金にも

黒い熱収縮チューブで保護したのですが、

もったいなから他のはやめました。^^;




同じように枠をあと4個作ります。

合計で枠は5個必要です。




でけた!(*^^*)

結構時間がかかりました。




適当に作ったんで大きさにはばらつきが結構ありますが

まあいいいでしょう。




ここで網がとても汚れていることに

気が付きました。

触るとニチャニチャします。

洗ってないからですね・・。

食器用の洗剤で洗いました。




泡で見えませんが洗った後の水は

汚れでめちゃくちゃ濁っています。




一晩乾かして出来上がり

洗う前とくらべると汚れが落ちて

とても綺麗になりました。




破れているところも有ったので

縫いました。




補修には不要になったナイロンラインと

手持ちの丈夫な握り糸を使いました。




枠に洗って綺麗になった網を縫い付けていきます。

輪ゴムに両側クリップをつけて網にテンションを

かけます。

この状態で全周を縫い付けていきます。

この作業に時間がかかります。

途中で嫌になりました。(;_;)




時間を見つけちょっとずつ作業をしてやっと完成!




次はこの網を本体にセットして数センチ置きに

糸で縫い付けていきます。




やっとできました。

しかしこれは地道な作業です。

これを作った人には頭が下がります。

この作業は機械化はできないでしょう?




ジッパーの持つところも壊れていますので

これも修理しました。




修理と言ってもジッパーに持つための

紐をつけるだけですが・・。☆彡




やっと完成しました。




ブログに書くとすぐに出来そうに見えるけど

嫌になるくらい地道な作業が続くので

修理するのに結構時間がかかりました。(*^^*)




ところでこの40cmx40cm角の干網は

ネットではいくらぐらいで売ってるんでしょう?

まず普通の人?なら修理しようとせずに

絶対買い直します・・。(笑)

ははは・・。




調べました。

アマゾンで1014円

え!うそやろ~。

安い!安すぎる。

原産国は中国と書いてあるけど

この干網の原価はいったいいくらなんだ?

人件費は?利益はでるのかな?

もし手作業でこの網を作っていたとしたら?

ある意味ホントすごい・・・。^^;

by.izuyan