izuyanストッパー2021年05月17日 05時06分

ヤエン師達の間でいつも論争になる

ヤエンストッパーのいる?いらない?問題。

ヤエンストッパーの市販品は

カツイチしか有りません。(たぶん)




そしてカツイチと言えば3点支持のオカサンヤエンが有名です。

このヤエンでヤエンストッパーを使えばラインを緩めることにより

第一支点から跳ね上がってイカに掛かる仕組みです。

またヤエンがイカに近づいた時(触れた時)イカが嫌がって

強力な海水のジェット噴射をロート管から吐き出して

バックしますがその時にストッパーが無いと

その水流でヤエンを前に吹き飛ばすとも言われています。




izuyanはヤエンがイカに到達したらイカから離れて

ヤエンがバックするのが嫌なので2点支持のローラヤエンでも

ヤエンストッパーをつける派です。^^;

ただ下の写真のようなガイドにはカツイチのヤエンストッパーは

有効ですが例えば2点支持のローラヤエンなどでは

ヤエンストッパーが引っ掛かる場所が無いので

うまくストッパとしての機能をうまく発揮できない事があります。


           ヤエンストッパーとしての機能↓



一度ヤエンに到達すると段差が効いてバックしません。

ところがローラタイプのヤエンでは

ヤエンストッパーがローラをスルリと抜けてイカに届き・・・。




ラインを緩めると自重で後退しますが、ヤエンストッパーが

ガイドを通り抜けて引っかからない事があります。

(テコの原理で跳ね上がらない)




ただ、ヤエンストッパーが通る第一支点のガイドの幅を

狭くしておけば横のステンガイドの段差でストップさせること

は可能です。




だけどうまく止まるか止まらないかは運次第です。

これではちょっと気持ちわるいので一度ヤエンが第一支点の

ガイドを通過すると絶対?ヤエンが絶対バックしない

自作のヤエンストッパーを使っています。

名付けて『 izuyanストッパー 』

材料は小さいウキ止めゴム。




そして0.3mmのステンレスバネ線

これはホームセンターで売っています。




これを適当な長さにニッパで切ってラジオペンチで鋭角に

折ったものを作っておきます。




ウキ止めゴムをラインに通してステンレス線を

指かラジオペンチで向きを間違えないように

挿入します。

これで izuyanストッパ の完成です。^^;




原理はもうお解りでしょう。

( ̄ー ̄)ニヤリ

このヤエンストッパは線の太さが0.3mmの超極細線

ということもあってしなやかに曲がりながらローラが有っても

簡単に第一支点のガイドを超え通過していきます。





ローラーが有るので第一支点を軽々と通過していきます。




そしてヤエンがヤエンストッパーの位置を超えました。




一度ヤエンストッパーを超えてイカに到達すると


こんなふうになったり↓



こんなふうになったりして




ヤエンがヤエンストッパーにガッチリと掛かり

ヤエンがバックしません。


ちなみにシマノ製の跳ね上げ式ヤエンはラインを緩めないので

ヤエンストッパーは不要と思いますが実験してみると

ローラのところでカツイチのヤエンスストッパーは

ゴムの厚みでローラーのところで止まります。

ただしうまく行けばローラーを通過することも出来るので

その場合、ストッパとしての機能は期待できそうです。




という訳で今回は izuyanストッパー の紹介でした。

ヤエンストッパーを付けるか付けないかはあなた次第です。^^;

おしまい・・。

by.izuyan

改造ヤエンスタンド用エクステンションアダプタの製作2021年05月02日 19時45分


GWに入ったのに毎日雨ばかりで嫌になりますね。

ところで愛用しているヤエンスタンドは

ダイワのバトルゲーム・ヤエンスタンド(改)です。

長年(8年)使っていますがなかなか丈夫で格好いいです。

                          ↓



2本竿を出すときはピトンを打てる場合は打ち、打てない場合は

別なボロいスタンドを使うのですがその使い勝手がいま一つ。

それで魔界から安売りのはがきが来たときにスペア用として

ダイワのヤエンスタンドをGETしていました。


純正品の竿受け2本の状態でしばらく使ってみましたが

使い勝手が今ひとつ・・・・。

だいたい竿2本なんてアジが絡むので近くで使わんし・・・!


しかし竿を2本使えるようになっているって事は

ダイワさん、このスタンドの強度に自信があるんでしょうね。

(*^^*)


うーん・・・。

頭でっかちで、かっこが悪く使い勝手が今ひとつのヤエンスタンド

                          ↓




なのでこのスタンドも前と同様、TEAM 釣武者の新アオリイカ竿受け

が使えるように改造する事にしました。

以前のヤエンスタンドの改造記事はここに書いています。

→ ここ

しかし丈夫だなあ。一回修理に出したけどもう8年も使っていたのか。(笑)

今回もせっかくなんで改造方法を自分の忘備録の為に記載しておきます。

改造に使うのはステンレス製のコンクリートアンカーです。




中に入ってる釘のような棒を抜くと穴が開いています。




いらないネジ山の部分をディスクグラインダーでカットします。




ステンレスなので硬いです。

錆びには弱いですが鉄製のアンカーの方が安くて

加工しやすいです。




ボール盤に挟んで回転させ鉄のヤスリを当てて

いらないネジ山の部分を少し削り取ります。




次にM6のタップでネジを切っていきます。

なにせ硬いので焦らずにちょっと切っては戻しを繰り返します。

持っているのは鉄用のタップなのでステンを相手にするには

弱すぎます。(泣)




この時、下の十字の切れ目を半分だけカットして万力に

挟んでおくのがずれないポイントです。

丸棒をそのまま万力に挟むとタップを切る時に滑って

一緒に回転してしまいます。




いい感じで切っていってたのですが不注意でタップを入れたまま

ステン棒を地面に落としてしまいタップをポキンと折ってしまいました。

あちゃ!




なんとか折れたタップを抜かなくては・・・。

焦りますが隙間にステン棒を入れてネジザウルスで挟んで

折れたタップを回転します。




しばらく格闘してなんとか折れたタップは抜けました。

良かった・・・。




タップが折れたのでこの日は改造中止。

しばらくしてモノタロウでステン用のM6タップを購入。

再度戦いに挑みます。

今度はステンレス用なので折れる心配なくタップを切ることが

できました。




M6のボルトに手持ちのネジロックを塗って

タップを切った穴に差し込みます。




思いっきり締め込みます。

これで抜けないやろ。




ダブルナットを入れて固定します。




不要なボルトをカットします。




タップを切った反対側もギリギリまで切り落とします。




こっちも同じようにM6のタップを切ります。

今度は化粧ボルト用なので浅くていいです。




切り飛ばしたボルトを穴にねじ込みます。




穴に入れたらカットします。




こんな感じで穴埋めはできましたが

あまり美しくないですね。




ここから磨いていきます。




最後はディスクペーパをかけて綺麗にします。




とりあえずヤエンスタンドに仮につけてみました。(上側)

下側は今まで使っていたスタンドですがなんと色が違いますね。

自分的には下のパープル色が綺麗だと思います。




このままではステン棒にギザギザ(ローレット加工)が入っていないので

風が吹くとクルクルと回転していまいます。

なので軸横に回転防止用の切込みをいれます。

切込みの部分に固定ネジが当たるようにすれば突風で

ピトン受けが滑って竿が回転する事がなくなります。

だけど”切込みを入れたら竿の向きを変えることができないじゃん!”

とツッコミをいれたあなた!

素直にヤエンスタンドごと向きを変えてくださいね。^^;

ははは。




入れる時にネジロックも垂らしておきました。

純正の竿受けはもう使うことが無いと思います。




完成です。




竿の向きを決めたらネジを回してしっかりと固定します。




うーん

渋い!




2個並べて記念撮影。

海に奉納することが有りませんように・・。

(笑)




実は今回のブログの本題はこれからです。?

ピトン棒を使う時、最近は短いものより長いピトンを

よく使います。

それは高さがあると腰をかがめないから非常に楽なのです。




テトラピトンもお手軽に固定できるのでたまに使いますが

低いので竿の上げ下げをする時はやはり腰に負担がかかります。




そこでなんとかバトルゲーム・ヤエンスタンドの

高さをもっと腰に負担がかからない高さまで

上げられないかとずっと考えていました。

そんな時、ブログ読者の

KENTAROさんのブログを見ているとすでになんと

ヤエンスタンドの高さを上げる改造しているでは

有りませんか。^^;


うーーんこれは素晴らしい。

という訳で自分も構造が違うので別なアプローチで改造しました。

長さ30cmのステンレスシームレスパイプ(SUS304) 

外形17.3mm,暑さ.1.2mmをネットで購入。

SUS製なので結構高いです。




適当な長さにカットします。




M8のナットを溶接するのでボール盤で

8.5Φの穴を開けます。




穴が空きました。

SUSは硬いですがボール盤があれば楽勝です。




久しぶりに200Vのインバータ溶接機を使います。




SUSのナットを溶接しますがやはり素人には難しいです。

溶接の電流値を設定して調整しますが最初はパワーが有りすぎて

穴が開いてしまいました。




とりあえずナットが取れないぐらいには汚いけど

溶接できました。

ネジ穴に入り込んだ溶接カスをタップで取ります。




抑えのT型ハンドル(ステンレス製)を探しましたが

ネットで見つけることはできませんでした。

仕方ないので鉄製の物を流用することで妥協。

M8ボルトを使っているC型クランプをホームセンターで

買ってきました。




必要なのはハンドルの部分だけなので切り飛ばします。




なかなかいい感じです。




写真の上側は今回の鉄製のハンドルで下側は

釣武者のピトン受けのステンレス製のハンドルです。↓




苦労して?完成したのがこれです。

名付けて”改造ヤエンスタンド用エクステンションアダブタ。”

まあ溶接が汚いですが素人なんで大目に見てください。^^;




上側には穴が開いてしまいましたがご愛嬌という事で・・・。




溶接の強度は十分ありますので締め込んでも

ナットが取れる事は無さそうです。




これが釣武者の竿受けのナット部分の溶接。

めっちゃ綺麗ですね。↓




さて延長するピトン棒はこれにしました。

だいぶ前に購入しただけでほとんど使っていません。

TEAM釣武者 軽量ジュラピトン 12Φ-300




材質:アルミ2017

自重:120g 

航空機等に使用されている超硬度超軽量ジュラルミン採用と

書かれてあるます。

使ってないけど結構ボロボロです。

A2017とはジュラルミンの事なんですね。




さて延長アダプタをつけて竿受けをセット。




竿受けの高さは90cmのピトン棒と同じくらいです。




不安定でぐらついたりしないかは次回の実釣で

確認してきます。

しかしもっと溶接の腕をあげないといけんな。

by.izuyan