雪の重み2024年01月25日 05時37分

1月24日に大雪が降りました。

今年の冬一番の冷え込みです。

izuyan寒いのは苦手です。^^;

だけどぶどう園がちょっと心配になり、

まだ雪が少しちらついていましたが、

様子見に行ってみました。





ルートラップポットで栽培中のぶどうは雪が積もっていましたが

特に第二ぶどう園には異常は無し。




そして地植えの第一ぶどう園は・・・。

あちゃ。

やばい。

雨よけのビニール屋根に雪が積もって

雨除けの鋼線(針金)屋根が押しつぶされています。




屋根の下に入ってみると屋根が雪の重さで潰れそうです。

ぶどうの木にも無理な力がかかり

負担がかかっているかも?




針金(鋼線)がはグニャリと曲がりやばいことになっています。

手で下から上に持ち上げて雪をスベリ落とそうと試みますが

重くてびくともしません。




仕方無いので、雪が溶けるのを待ってもいいかな?と

一瞬は思ったんですが

このままにしておくと針金に変なクセがついて復旧困難に

なる可能性があるなと思いすぐに雪かきをすることにしました。




屋根が高いので脚立を持ってきて狭い隙間に頭を出して

シャベルでひたすら雪かきをします。

みたところ20~30cmぐらい雪が積もっています。

これはすごい重みなんだろうなあ。

屋根は一部を除きぺしゃんこです。

寒くてキツイ。




でも必死になって雪かきします。

寒いのですが暑いです。^^;




雪が積もって屋根が押しつぶされるとは全くの想定外でした。

一般的にぶどう園の屋根のビニールは収穫が終わったら

剥がすそうです。

izuyanは取り外しが面倒だったのでそのままにしていました。




近くに有る去年建てた育苗用のビニールハウスは

雪の重みで潰されることは無く無事でした。↓




この自作のビニールハウスの構造は直径19mmの

農業用パイプ使いパイプ間を50cmで配置していたので

強度適には問題なかったようです。




さて第一ぶどう園の屋根の雪を落としたあとは

針金を整形して復旧しながら潰れた原因を考えます。

この屋根は半円形をしています。




上から雪が積もると雪の重みで半円形の屋根が押しつぶされ

左右に開いてぺしゃんこになったと推測しました。

屋根の固定方法がまずかったようです。

そこで屋根に数mの間隔で雪の重みで上から力がかかっても

開かないように紐(マイカ線)の突っ張りを追加しました。

卵型が一番強度があるので、その形を崩さないように補強紐を

付けたと言うわけです。

これで雪の重みに耐えられるかなあ?




昼過ぎになってやっと屋根は復旧しました。




しかしこの雪の被害は全くの想定外でした。

そして農業は自然との戦いだということを改めて実感しました。

台風、大雨、干ばつ、病気、害虫、動物被害...

そして今回の大雪。




やっと復活。

とりあえず直せて良かったよ~。




作業も終わったので帰りますがまた雪が

チラホラと降ってきました。




雪景色は非日常感があって綺麗で好きだけど

農家にとってはそんな甘い事ばかり言ってもいられない。

雪の重み、本当にやばかった。

by.izuyan

トロンメル (回転式選別機)の製作2024年01月12日 06時11分

2年前に作ったトロンメル(土ふるい機)を倉庫から出して

久しぶりにぶどう畑に使う土の分離に使ってみました。

トロンメルとは円筒型に網目を張ったふるいを回転させながら

投入物のふるい別けを行う機械の事です。

ネットを探すと様々な方がトロンメルをアイデアたっぷりに

自作されておられましたので2021年に

それらを参考に作ったものです。


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2021年頃

畑の土に石が多いのでそれを分離しようとトロンメルを当時

YouTubeを参考に製作しました。


まずは自作の方針が決まったのでホームセンターで

金属製の金網タイプのゴミ箱を買ってきます。

このタイプは昔よく公園などに置いてあったものですが

最近はゴミ自体が捨てられないのであんまり見かけないですね。

当時は買う人いないのか見切り品でめっちゃ安く買えました。




このゴミ箱を手持ちの電動コンクリートミキサーに

取り付けられるように少し加工をします。

木材に穴を2個開けます。




ロングボルトを切って固定用のボルトを2本作りました。




そして穴を開けた木材にボルトを通してナットで固定し

ゴミ箱と接続したとき外れないようにしっかりと固定します。




電動コンクリートミキサーの外側の円とゴミ箱の底の大きさが

なぜか奇跡的にピッタリ合ってガタツキも

ほとんど有りません。(*^^*)




ゴミ箱についていた

「みんなで守ろう美しい環境 あきかんはくずはこへ」の

プレートは必要が無いので外します。^^;

ブレ防止の回転用車輪も作って自作トロンメル完成!




さっそく自宅の横の畑に持ち出して試運転しました。

おお!

我ながら素晴らしい。




その時の土分別動画です。↓





この機械で畑の石の分別に成功しました。

しかしくだらないもん作ったなあ。(笑)

だけどその後は使わないのでゴミ箱は倉庫の肥やしに。


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そして3年後の2024年

新しいブドウ畑のルートラップポットの下に敷く

土を分別しようと自作の土ふるい機で頑張りますが

いかんせん、疲れるし効率があまりにも悪い。

2,3回やりましたが疲れてすぐ嫌になり、

そういえば自作のトロンメルが有ったことを思い出しました。




時間をかければ出来なくはないんですが

スコップで土を入れたり場所変えて

ふるい機を力作業で振ったり面倒。




一旦この作業を中止してトロンメルを倉庫から

引っ張り出してきて持ってきました。

この場所に電気は無いので電源は中華製の発電機で駆動。




おお!

これはいい。

めっちゃ楽ちんです。




あっという間に大小混じった土がきれいに

分別できました。




うーーん

文明の利器は最高。




動画です。↓

爆音注意!!





今年増設する予定のルートラップポットの下に

この細かい砂を12箇所敷いて作業は終わりました。




新しいぶどうの苗木の鉢植えは3月頃になります。

シャインマスカット(4本)、ナガノパープル(8本、クイーンニーナ(2本)

合計14ポットを追加で植え付ける予定です。

ブドウ栽培3年目になりますが今年もめっちゃ楽しみです。

by.izuyan