オバクロさんとのヤエンコラボ そしてエイとの戦い。2023年03月11日 04時32分

だいぶ日中は暖かくなってきました。

そろそろ桜が咲く時期ですがその前に梅。

この間、愛媛県で有名な梅園に行ってみました。




この日は梅まつりが始まったばかりでまだ未開花の蕾が多く

少しだけ時期が早かったようです。




なんでも時期(旬)というのは大事なものでヤエンでいうなら(笑)

一番いいのは4月、5月かなあ?

産卵で大きいのが釣れる時期ですね。

だけど中には満開に咲いてる梅も有りました。




さて梅の木にウグイスが止まっていれば

俳句でも作ろうかなと思っていましたが(笑)

ウグイスは虫を食べるので梅の木には滅多に止まらない。

そして実際に止まっているのはメジロだそうで、

メジロはウグイスよりも美しいウグイス色をしているのが特徴。

梅の花の蜜が大好きだそうです。

もうこうなったら鳥ならなんでもいいや・・。

イカで言うなら(笑)アオリイカじゃなくてコウイカでもヤリイカでも

なんでも釣れたらOK!という状態です。

鳥はいないかなと探しまくります。^^;

いました。

どこーだ?2匹いるよ。




へへへ・・。

鳥はメジロでした。

思ったより簡単に見つかりました。

なんと群れで飛んで来て梅の木にバタバタと

止まるのですぐにわかります。(^^)

確かに目の周りが白いですネ。




さて次はヤエンの話です。

3月7,8日一泊二日で広島のオバクロさんと

コラボヤエンに出撃しました。

土日はふたりとも関係無いので釣行日は天気と潮を優先。^^;




3月7日(火)大潮




もちろんイカが釣れるという満月に決定。

でもizuyanは満月であんまりいい思いをしたこと

は無いんですよね。(*_*)




一泊二日ということで久しぶりに愛車にベットを

積み込みます。

この釣行前のワクワク感がたまらないです。




オバクロさんとは昼頃に宇和島で待ち合わせ予定なので

ゆっくりと10時過ぎに自宅を出発しました。

もちろん下道を走ります。




途中で合流してどこに行くかポイントを相談します。




やりたかったポイントには平日なのに

昼過ぎということもあってすでに釣り人が

はいっていました。

まあ来たのが午後なんでさすがに有名ポイントは

ダメですね。




15時過ぎになってもポイント難民になりそうです。

仕方ないのでここは諦めてもっと南を目指します。




結局、愛南のオバクロポイント(仮称)でやることにしました。

車を横付けできる楽ちんポイントにもかかわらず

数年前オバクロさんが爆釣した一級ポイントです。

ただ近所の人に聞くところによると最近このあたりは

エイがたくさん住み着いているのでイカはあまり釣れてない

とのこと。

うっそ~。

テンションダウンですがやってみなければわかりません。

そういえば何年か前にもここでizuyanも巨大なエイを

釣ったことが有ったのを思い出しました。




雑談しながらヤエン竿をセットしアジを泳がせて、

いよいよヤエンによるバトルの開始です。

ところでこのオバクロさんのピトンをよく見てください。↓

なんと拾った鉄筋にシルバーの色を塗ったそうです。^^;

がまかつの竿や高級リールを使っているのにピトンだけが

拾った鉄筋とはなぜなんだろ?

オバクロさんレベルだったら完全にチタンですよ!

その鉄筋を使うこだわりの訳を教えてください。(笑)




izuyanも竿2本だしてアジを泳がせます。




わくわくします!

これからが楽しみですね。

はやく当たれ~。




オバクロさんは今回新しいアイテムを用意していました。

ドイツDIEZ(デイツ)製のオイルランタンと小川のライトスタンドです。

なんとライトスタンドのほうが高いそうです。^^;




さっそくオバクロさんの竿にアタリがありましたが残念。

いいサイズだったようです。




遠くに満月が登ってきました。

なんかとても大きい気がします。

ムーンパワーで今夜頼みます。




オバクロさんはダイワのヘラ用の防寒スーツを着ていました。

どっかで見たことのあるシルエットです。

ハイブリッドダウンスーツのモコモコが暖かそう。

だた暖かすぎ過ぎてちょっと運動すると暑いそうだけど

これは贅沢な悩みですネ。^^;

ヘラブナ釣りはあまり動かないもんね・・。




今晩オバクロさんはテントに寝るそうでサクッと設営完了。




ビールを飲みながらヤエン話を咲かせていると

オバクロさんの竿にまたもアタリが・・・。

今度は捕獲成功!

最初の一杯おめでとうございます~。




暗くなってきたのでオイルランタンに火をつけます。

流行のLEDランタンでは無いところが素敵です。




ぼんやりと暖かそうな火で釣り場を薄っすらと照らします。

これは大人の遊びっていう感じでめっちゃいいですね。




今日は風もなくベタ凪です。

月明かりがほんのりと海面に映っています。




izuyanも最初のアタリがありましたが

アジの齧られかたを見るとイカでは無かったようです。残念。

その後にやっとまともなアタリがあり釣行前日に急遽作った

NEWヤエンを入れますがガツンというショックと

同時にラインが切れました。

ヤエンは海の藻屑に。

ははは。くやしー。涙

巻いてあるラインは使いすぎで根ズレしてましたからね。くっそ~。

たまには巻替えねば。(*_*)

しかしヤエンを一回入れただけで無くしたのは何年ぶりだろう?




オバクロさんは順調に2杯目を釣り上げます。




その後、イカではない何者かの強力な引きでラインを

ぶち切られ続けます。

たぶんこの化け物のようなパワーの正体はエイですね。


しかしizuyanもやっとイカのアタリが有ってなんとか

釣り上げることが出来ました。

よかった~。




今回使ったのはこの自作三又ヤエンです。

チビイカ用に使おうと思ってたお子様ヤエンですが

いい仕事してくれました。




寝る前に量ったら1キロオーバぐらい。

嬉しい。




記念に写真を撮ってもらいました。

一人釣行ではなかなか撮れないもんね。




月がだいぶ昇りますがアタリは無くイカは釣れないですね。




釣れそうもないので

明日朝に勝負をかけて早めに寝ます。

おやすみなさい。




そして次の日の朝を迎えます。

オバクロさんはもう起きていてヤエンやってました。(笑)




なんと3杯目GET!

しかし過去を遡るとオバクロポイントのポテンシャルは

こんなもんではないはずです。




今回オバクロさんが使っていた3又ヤエン。

知り合いになったヤエン師から頂いたそうですが

これが絶好調。松葉ヤエンの一種なんでしょうか?




オバクロさんのスキマー付のアジカンです。

水が綺麗ですね。




そして明るくなってきたらコイツがよく見えます。




大きいのやら小さいのやら岸沿いにいっぱいいます。

数えてみると・・・。

1,2,3,4,5・・・・

えええ~。

なんと見えるだけで10匹ぐらいエイがいますよ・・・。


竿2本同時にアタリがありました。

それは両方ともエイと思われるアタリでした。

ダミだなこりゃ~。涙

エイとの戦いに完全に負けました。(´・ω・`)




そしてきれいな朝焼けです。

来年の年賀状に使えそうです。




ところでオバクロさんから今回ヤエンを2本頂きました。

あおりねっとのフッカーヤエンと水圧を利用した跳ね上げ式の

2本です。

自作のヤエンをなるべく使いたいのでたぶんコレクションに

なると思いますがごめんなさい。m(_ _)m




アジが無くなりizuyanはお先に失礼することにしました。

ただ一杯は悔しいので帰りにホームグランドにちょっと寄って

もうすこしだけヤエンをやってみることにしました。

最後にオバクロさんと記念撮影をパチリ。↓




道中の車屋さん、

あれ?このシルエットは?

なんでオバクロさんがここにいるんだろう? ^^;




途中でアジを仕入れますが値上がりしてました。

(1匹100円) 涙目




昼頃にヤエンポイントについてリベンジヤエンです。

ここならエイは見かけないもんね。




チビイカの群れは結構見かけます。

数えてみると10杯以上はいましたが

エギンガーがエギを投げても無反応。

目の前にアジを落としても無反応。

やる気無しのようでした。




アタリが何も無く釣れない時間だけが過ぎ去ります。

これならエイのアタリでも有ったほうが楽しめたかも?

そして夕方なんとかチビイカ一杯だけGET!

良かった~。ホッ。




もうお腹だけ減るのでうどんを食べて時間つぶしです。




そして日も沈み風がかなり強くなってきました。




そして満潮の8時過ぎまで粘りましたが何のイベントも無く

心が折れ残ったアジを大海原に放流して帰路につきました。

この日のオプションヤエンは疲れただけでいらんかったなあ。

ははは。


でも一年ぶりのコラボヤエンはとても楽しかったです。

また楽チンポイント探して行きましょう。^^;

by.izuyan

プロの仕事 (和斧の修理)2023年03月20日 06時01分

斧で切り株の根っこを伐採中に

不注意で柄を木に思いっきりぶつけてしまい

柄にヒビが入ってしまいました。

がーーーん。



先祖から受け継いでいる大事な和斧なのに。

・・・。泣




斧の柄は硬い樫の木です。

使ってる最中にポキンと折れたら危ないし

やっぱ交換するしかないなあ・・・。


何店かのホームセンターなどを回るけどこの和斧に

ピッタリ合いそうな柄が見つかりませんでした。

しかたなく削れば使えそうな樫の柄が有ったので

買ってきました。

値段は2000円ぐらい。




柄の先端は元の柄よりかなり太いです。




幅も高さも削らないとそのままでは入りません。




軽くマジックでケガいてみました。

かなり削らないと和斧に入りません。

はてさてどうしたものか? しばし悩む。




本来ならばizuyanが自分で削ってやりたいところですが

失敗するとせっかく買った柄が無駄になるし

今回はちょっと綺麗に加工する自信がありません。

そこでひらめきました。

ここはプロに頼もうっと。^^;

友達の大工さん(同級生)にLINEでお願いしてみると

気持ちよく”持っておいでや~”とのやさしい返事。

斧の刃をピカピカに砥石で磨いてから

さっそく次の日の朝、缶コーヒーを手土産に持っていきます。

プロはどうやって加工するのかと興味津々で見てたら

なんと見たこともない機械で・・・。




”この機械もうあんまり使っていないんだけど”と言って

装置のカバーをめくり柄をセットします。

なんとこの装置、のこぎりの丸刃が4枚付いてます。

これは 『ほぞ』 を作る機械だそうです。

今は無きRYOBI製(現:京セラ)

柄をセットしてスイッチ・オン!

4枚の、丸のこ刃が同時に高速回転して唸りをあげます。




グオーん!

ひえーー

これはすごいわ!




あっという間に切っていきます。

さすがプロの道具ですね。

1台欲しいけど高そう・・。^^;




このあともプロの仕事を手際よくみせてくれます。

段差を電気カンナで削って




こんなもんかな?




おお!ピッタリ




トントン




さすがプロ!手際が良いな。

と褒めていると、

面取りぐらいは自分でおやりや!とサンダーを渡されます。

ははは。

この作業はizuyanです。↓




そして取れないようにクサビを入れて完成です。




いい感じにできました。↓

”ヤエンでキロオーバのアオリイカが釣れたら

こんどお礼に持っていくけんね。”と言うと

” 楽しみに待ってるよ!よろしく! ”

これでヤエンに行くいい口実も出来ました。(^o^)




元の柄よりちょっと長くしました。↓

このくらいの方が打ち込んだ時に力がはいるもんね。




家に帰って、代々伝わる焼印を押します。




そして友達が言っていたことを思い出しました。

和斧には片側に三本線と反対側に四本線が入っていて

それぞれ意味があるんよ!

TVでやってたけど意味は忘れた。


へえ~。

今まで全く気が付かなかったけど側面の線の数が違うって!

ホントだ!確かにそうなってる。


気になったのでネットで調べました。↓


三本・四本の線は樵(きこり)の作業を見守る山の神様の信仰の産物で

三本の線は「ミキ」で「神酒」を表し(御神酒のこと)




反対側の四本の線は「ヨキ」で「四気」(または「四大」)を表しているそう。

四気とは太陽・土・空気・木を育てる気のこと。

四大は地水火風のこと。

また斧を”よき”と呼ぶこともこのことに由来するそうです。

伐採する前に斧を樹に立てかけて、山の神様が与えた樹木を

使わせていただくことへの感謝と伐採の許可、作業の安全を祈ったそう。

木が倒れてきても「身=3」を「よける=4ける」との縁起担ぎで

言葉遊びの意味もあるということです。(^^)




和斧に線が入っていてこんな意味が有ったなんて

柄を交換しなければ絶対気が付かなかったなあ。

これからも大事にしていこうっと。


izuyan家に伝わる?大小2本の斧↓



古道具になるけど山の倉庫に

保管してまだまだ使いますよ。(^o^)




しかしプロの道具と仕事の手際良さは

はやはりすごいですね。

はやくキロオーバのアオリイカを釣ってお礼をしなければ。

と心に誓うizuyanでした。^^;

by.izuyan