最後に・・・きた。2023年03月30日 21時28分

広島のオバクロさんと愛南方面で

ヤエンコラボすることになりました。

オバクロさんは後から来るので先にポイントを探します。

いいポイントを確保できるといいのですが・・・。

しかしもう春真っ盛りですね。

道中見かけるピンク色の桜がとても綺麗でした。




今の時期、ヤエンは最高ですね。

うまく行けば遠くの山の桜を見ながらヤエンができるかも

しれません。




さてお目当てのポイントには

先客のヤエン師がいましたが

とりあえず釣果を聞いてみます。

すると昨日からやっていて6打数3安打で

最高は1.8kgとのこと。

お!いいですね。

バタバタと釣れたのは昼の3時頃で夜はまったくダメとのことでした。

話しているととても良い方であと1匹しかアジがいないので

そのあとにこの場所を譲っていただけることになりました。

ありがとうございます。(^^)

しかしタイミングが良くてラッキー!。

きっとizuyanの行いが良いからでしょう。


出来ればオバクロさんが来る前に

愛媛を代表するヤエン師(自称です。)^^;

の実力を見せるためには最低一杯ぐらいは

釣っておかないとカッコがつかないなと

さっそくヤエンによるバトル開始です。




するとしばらくしてすぐにアタリが有りました。




7分ほど待ってヤエンをいれますがあちゃー

痛恨のバラシ。

まあまあサイズと思ったんだけど

あれ?全然食ってないじゃん。




次のアタリが来た。




竿で聞くとアジをすぐに離します。

チビイカ攻撃。




アタリが来ました。

これも小さい。

イカは浮いていて遠くの海面にゆらゆら浮いています。




ちょうどオバクロさんの車が到着したようです。

せっかくなのでオバクロさんからもらった

アオリネットのヤエンを使ってみます。




ちいさいからまだアジを全然食べてないけど

まあヤエンを入れてすこし遊んでもらいましょう。

なかなかアジ離さないなあ。




あれ?

やはりヤエンが掛からずバレました。

ちょっと遊びすぎたかな!と

心の中で苦しい言い訳。



オバクロさんのアジカンです。↓

スキマーがあるので水が綺麗ですね。




準備してすぐにオバクロさんもヤエン開始。

すぐに一回アタリがありますが残念!。




izuyanにもアタリが来ました。

だけど小さい。




うーーん残念。

また逃げられまいした。

このままではかなりマズイ。




そろそろ本気?を出さなくては・・・。

(いつも本気だろ!)


そして次のアタリでやっとチビイカを

なんとか釣ることが出来ました。

これでホット一息つけそうです。

そのうち絶対大きいやつがくるやろ。

次が勝負だ!




オバクロさんにもアタリが来ました。




自作ヤエンでサクッとGET!

とりあえず二人とも一杯ずつ釣れて良かった。

\(^o^)/


夕方なのでそのうち大物のアタリが有るだろうと

この時はまだまだ余裕でした。




しかしだんだんと干潮になっていきアタリなんか

全然有りません。(涙)

なので本日のメインイベントのBBQを開始します。

izuyanは波止でBBQなんて初めてです。

普段食べるのはカップ麺やお弁当ぐらいだもんね。




お肉の焼けるいい匂いがしてきました。

焼肉をしながらのんびりとヤエンの話や世間話。

日常を忘れてこれがまた楽しい。




ヤエンなんてもうそっちのけです。

だって暗くなってイカのアタリ(注)なんて全然ないんだから

もう食べるくらいしかないですよね。^^;


(注)トウヘイのアタリは有ります。


昨日のヤエン師も夜はまったくアタリが無いと

言ってたのでここは日中のポイントでしょう。


夜は結構冷えますが火のおかげで温かいです。

炭が無くなったので拾ってきた流木を燃やします。




夜空が綺麗です。

そして夜も更けてきておやすみなさい。

izuyanは車で、オバクロさんはテントで就寝。

・・・・・。

朝5時ころに起きてヤエン開始。

アジカンを見るとアジがだいぶ弱っていました。↓

日中、水換えを殆どやらずに汚れていたからですね。

初心に戻ってアジを大切にしなければヤエン師として

失格だと激しく反省。(-_-;)

一日だけなら水換えを手抜きしてもアジは持つけと

2日間の釣行では水の管理をきちんとしないと

いくらエアを供給してもアジはめっちゃ弱りますね。(*_*)




それに比べオバクロさんのアジカンを除くと透明な水の中で

アジが元気よくスイスイ泳いでいました。

今更ですがプロテインスキマーの効果はすごい。↓




そしてコイツがやってきました。




ハンマーヘッドシャーク




アジにしつこく食らいついてきます。

サメ釣ってタモですくおうと準備してたら残念。

逃げられてしまいました。

(´・ω・`)

二人ともイカのアタリが無く暇なんで

もうこんなことやって遊ぶしかないんですね。

サメいるからイカなんか絶対逃げるよなあ。

ははは。(泣)




だけど午前10時57分

最後になってオバクロさんの竿にやっとアタリが来ました。

ラインがジージーと海の中にゆっくりと出ていきます。




アジを食うのを十分に待ちます。

シマノのARBローラを部品として使った

ちどり針の自作3又ヤエンをセットします。




ヤエン発射!

ヤエンはゆっくりと青い海の中に消えていきました。




さてこれからがヤエン師にとって至福の時間です。

オバクロさんがクーラに貼っていたステッカー

仁義なき戦い捕るか盗られるか!」の文字が

脳裏をよぎります。

さあ!勝負だ!




時間をかけてゆっくりと引き寄せます。

海面に浮かすと強力な逆噴射で何度も海に潜ります。

心臓バクバク、手が震えると言ってます。

そんなこと言ったらこっちまで緊張するじゃないですか!^^;




そして 「izuyan!!ギャフギャフ!」 と言うので

未熟者ですが小生がギャフ掛けを担当します。

ここで失敗したらめっちゃマズイ雰囲気になるよなあ!と思いながら

なんとサクッと一発で仕留めることができました。

へへへ・・。

失敗しないでよかったよ~。

\(^o^)/

しかしギャフを掛けた瞬間こちらに向かって大量の墨をはいたので

それはもうびっくりしたけど。




もうオバクロさんはめちゃくちゃ喜んでいてここのポイントを

決めたizuyanもほんとに嬉しくなります。

おめでとうございます!!。

これはでかい。




測ってみると2.215kgでした。




オバクロさんはもうこれで試合終了。

izuyanはアジをもらってそれからしばらく粘りましたが

何も起こりませんでした。

ははは。(涙)


今日の釣果です。




その後一緒に食事をして紫電改を見にいきました。




この山の上にある展示場はだいぶ前に

一回だけ来たことが有るんですが久しぶりです。

見学は有料かと思っていたらなんと無料でした。


今、のんびりと我々が釣りができるのは

日本を守るため勇敢に戦ってくれた多くの人たちが

いるからなんですね。

展示物を見ていると胸が熱くなります。感謝。




【補足】:紫電改

愛南町久良湾の海底から昭和53年にダイバーによって発見され、引き上げられた

旧日本海軍戦闘機

世界にわずか4機しか現存せず、そのうち日本にある唯一の1機が

ここに展示されている。




そしてオバクロさんと別れて帰路につきました。




途中きれいな桜を見ながら思いました。

日本に生まれてきて良かった。




さて今回はキロオーバのイカを一杯でいいので

釣りたかったのですが(理由は前のブログをみてね。)

残念ながらチビイカ一杯だけのしょぼい釣果。

(´・ω・`)

仕方ないので釣れるまでリベンジするしかない!

と心に誓うizuyanでした。

by.izuyan

プロの仕事 (和斧の修理)2023年03月20日 06時01分

斧で切り株の根っこを伐採中に

不注意で柄を木に思いっきりぶつけてしまい

柄にヒビが入ってしまいました。

がーーーん。



先祖から受け継いでいる大事な和斧なのに。

・・・。泣




斧の柄は硬い樫の木です。

使ってる最中にポキンと折れたら危ないし

やっぱ交換するしかないなあ・・・。


何店かのホームセンターなどを回るけどこの和斧に

ピッタリ合いそうな柄が見つかりませんでした。

しかたなく削れば使えそうな樫の柄が有ったので

買ってきました。

値段は2000円ぐらい。




柄の先端は元の柄よりかなり太いです。




幅も高さも削らないとそのままでは入りません。




軽くマジックでケガいてみました。

かなり削らないと和斧に入りません。

はてさてどうしたものか? しばし悩む。




本来ならばizuyanが自分で削ってやりたいところですが

失敗するとせっかく買った柄が無駄になるし

今回はちょっと綺麗に加工する自信がありません。

そこでひらめきました。

ここはプロに頼もうっと。^^;

友達の大工さん(同級生)にLINEでお願いしてみると

気持ちよく”持っておいでや~”とのやさしい返事。

斧の刃をピカピカに砥石で磨いてから

さっそく次の日の朝、缶コーヒーを手土産に持っていきます。

プロはどうやって加工するのかと興味津々で見てたら

なんと見たこともない機械で・・・。




”この機械もうあんまり使っていないんだけど”と言って

装置のカバーをめくり柄をセットします。

なんとこの装置、のこぎりの丸刃が4枚付いてます。

これは 『ほぞ』 を作る機械だそうです。

今は無きRYOBI製(現:京セラ)

柄をセットしてスイッチ・オン!

4枚の、丸のこ刃が同時に高速回転して唸りをあげます。




グオーん!

ひえーー

これはすごいわ!




あっという間に切っていきます。

さすがプロの道具ですね。

1台欲しいけど高そう・・。^^;




このあともプロの仕事を手際よくみせてくれます。

段差を電気カンナで削って




こんなもんかな?




おお!ピッタリ




トントン




さすがプロ!手際が良いな。

と褒めていると、

面取りぐらいは自分でおやりや!とサンダーを渡されます。

ははは。

この作業はizuyanです。↓




そして取れないようにクサビを入れて完成です。




いい感じにできました。↓

”ヤエンでキロオーバのアオリイカが釣れたら

こんどお礼に持っていくけんね。”と言うと

” 楽しみに待ってるよ!よろしく! ”

これでヤエンに行くいい口実も出来ました。(^o^)




元の柄よりちょっと長くしました。↓

このくらいの方が打ち込んだ時に力がはいるもんね。




家に帰って、代々伝わる焼印を押します。




そして友達が言っていたことを思い出しました。

和斧には片側に三本線と反対側に四本線が入っていて

それぞれ意味があるんよ!

TVでやってたけど意味は忘れた。


へえ~。

今まで全く気が付かなかったけど側面の線の数が違うって!

ホントだ!確かにそうなってる。


気になったのでネットで調べました。↓


三本・四本の線は樵(きこり)の作業を見守る山の神様の信仰の産物で

三本の線は「ミキ」で「神酒」を表し(御神酒のこと)




反対側の四本の線は「ヨキ」で「四気」(または「四大」)を表しているそう。

四気とは太陽・土・空気・木を育てる気のこと。

四大は地水火風のこと。

また斧を”よき”と呼ぶこともこのことに由来するそうです。

伐採する前に斧を樹に立てかけて、山の神様が与えた樹木を

使わせていただくことへの感謝と伐採の許可、作業の安全を祈ったそう。

木が倒れてきても「身=3」を「よける=4ける」との縁起担ぎで

言葉遊びの意味もあるということです。(^^)




和斧に線が入っていてこんな意味が有ったなんて

柄を交換しなければ絶対気が付かなかったなあ。

これからも大事にしていこうっと。


izuyan家に伝わる?大小2本の斧↓



古道具になるけど山の倉庫に

保管してまだまだ使いますよ。(^o^)




しかしプロの道具と仕事の手際良さは

はやはりすごいですね。

はやくキロオーバのアオリイカを釣ってお礼をしなければ。

と心に誓うizuyanでした。^^;

by.izuyan