アジカンライト用LEDモジュールの製作 ― 2016年05月10日 21時36分
アジカンライトについては過去に
2回ブログ記事を書きました。^^;
今回はその続編になります。(^^)
釣り道具入れから昔買ったと思われる?
単三電池で緑色で点滅するライトが出てきました。
今ではちょっと見ることが出来ない?ような
おしゃれな緑色の本体です。
中を分解してみるとLM3909Nという点滅ICを使った
LED点滅回路でした。(詳しくはネットで調べてね)
点滅させてみるとちょっと暗いですね。
捨てるのがもったいないので分解して白色LEDを
使ったアジカンライトを製作してみることにしました。
今回は基板を分解してベース部分を流用します。
白色LEDは順方向電流(VF)は
約2.9V~3.6Vぐらいで点灯します。
なのでいつも使う充電式の1.2Vニッケル水素電池を
直接1個LEDにつなげても点灯しません。
ここでは秋月電子通商で売っていた電池1個で
白色LEDを点灯させる
昇圧型ドライバIC CL0117(4個で100円)を
使いました。
回路は簡単で付属のデータシートの通りに
作るだけです。
部品はこのICの他に47μHのマイクロインダクタ(コイル)
が必要です。
工作は面白いのであっという間に
出来ました。\(^o^)/
消費電流を測ると1.2Vで73mAでした。
電圧はデータシートの通りに0.8Vくらいから
十分明るく点灯します。
LEDの+側の昇圧された電圧波形を見てみると120kHzぐらいの
パルス電圧がかかっていました。
これは面白いやと調子にのって豆電球型の
ソケットを使ったLEDモジュールも作ってみました。
E10口金(@20円)に埋め込むと
豆球型のLEDモジュールが出来上がりです。
こうすると市販のアジカンライトにも使えます。
マイクロインダクタの値を変えることによって
昇圧電圧が変化するので明るさ(消費電流)を
押さえることも出来ます。
口金に埋め込む前に動作確認をしておきます。
電球口金にさし込んでリード線を
半田付けします。
隙間を埋めて固定するために2液性のエポキシボンドを
ソケット内に流し込んで一晩おきます。
わお!
出来た!
カッチカチに固まっていてばっちりです。
これでE10口金のLEDモジュールの完成です。
アジカンライト純正のLEDランプはすでに
故障していて今は1V~5Vで点灯する
アーテックの『低電圧LED電球』(@350円ぐらい)
を使っていました。↓
これはとても明るいんですが消費電流が1.2Vで約178mAぐらい
実測流れるんで電池の持ちがあまりよくありません。
そこで単三電池を2個使うタチウオ用の3色点滅集魚灯を
買って来て明るくて長時間使えるアジカンライトに
改造してみました。^^;
3色点滅LED部をバラします。
ベース部のみ利用しここにLD制御用ドライバと
マイクロインダクタを組込むことにします。
今回の改造は電圧がDC2.4V~3.0Vなので
入力電圧が0.8V~1.5V用のドライバIC
Cl01117は使えません。
なので入力電圧が0.8V~3.0V対応の
CL01116(4個で150円)を使います。
1番ピンは使わないのでカットしておきます。
あっという間に作って完成です。
単三電池一本のアジカンライトに比べて
右側の単三電池2本のアジカンライトは
やはり大きいです。(笑)
手持ちのいろいろなLEDとマイクロインダクタとの
組み合わせでいろんなLEDモジュールを作った
ので1.2Vでの消費電流を調べてみました。
消費電流が少ないほど若干明るさは暗くなりますが
電池が長持ちするのは言うまでもありません。
さてメインはどのLEDモジュール使おうかな?(笑)
緑色のLEDも作ってみました。(*^^*)
消費電流も少ないし綺麗なので
緑色のアジカンライトもいいもんですね。(*^^*)
アジカンライト全員集合!
\(^o^)/
自作したLEDモジュールはコスパいいです。!
部品代だけでいうと(送料等は除く)1個あたりの材料費は
・電球口金:@20円
・ドライバIC CL0117:@25円
・マイクロインダクタ:@10円
・白色LED:@25円
合計はなんと約100円を切るぐらいです。
でも・・・。
でも・・・・・。
でもね・・・・・。
こんなにいっぱい・・。
アジカンライトはいらんやろ~・・・。(笑)
by.izuyan
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