無線式アタリセンサーの量産化プロジェクト(まとめ) ― 2017年03月01日 22時30分
無線式アタリセンサーのまとめ記事です。
送信機(子機)を間欠1秒にして消費電流を見てみました。
1秒間隔で送信状態になるのでその度に
電流が流れるのがわかります。
次に送信機(子機)を間欠10秒にして
消費電流を見てみます。
やはり10秒おきに電流が流れて送信状態になるのが
感覚的にわかります。
電池の持ちを良くするには反応は遅くなりますが
やはり間欠10秒の方がよさそうです。
イカのアタリセンサー用なんで応答速度は
まったく要求されません。^^;
さて次はこのシステムの到達距離の測定実験です。
実はちょっとした罠があり送信したデータ(ON/OFF)は
受信機側で保持されるため送信元(送信機)のON/OFFが
変更しない限り受信機側の状態は変化しません。
送信機のスイッチをONにした状態で受信機を
離して行って通信が途絶えても受信機のブザーは
鳴りっぱなしになるということです。
(送信機OFFの状態が受信機側に届かない)
つまり到達距離を確認するには送信機のスイッチを
ON/OFFし続けて受信機の状態がON/OFFすることを
確認しないといけないということです。
面倒なので送信機のスイッチを自動でON/OFFする
回路をタイマーIC555で作りました。
試験機の完成です。!!
これで到達距離の実験をします。
実験は障害物が無い場所が良いので近くの田んぼで
実験しました。
試験機の電源を入れて送信機を自動でON/OFFさせておき、
LEDとブザー音を受信機でモニターしながら
送信機からどんどん離れていきます。
LEDとブザー音が確実にON/OFFする場所までを
到達距離としました。
グーグルマップには2点間の距離を測定する機能があるので
パソコンの地図上で計測しました。
確実に届く飛距離は約130mでした。
メーカでの最大飛距離は3mの高さで1kmとのことですが
人が手に持った場合は通常100m~200m程度の
通信距離が期待できるとHPに書いてあるので実験の
結果と合致しますね。(^o^)
ところでもともとついていた送信機のリミットスイッチが
固くて感度が悪く糸が張ってもONにならないことがあったので
オムロンの低荷重動作型(軽動作型)の
リミットスイッチと交換しました。
これで糸がでていくと確実にONになるようになりました。
また送信機を2台使う場合ですが
受信機のアタリ表示のLEDランプが電流の回り込みにより
暗くなる不具合が有ったので基板を改造して
受信機側の回路に回り込みを
防ぐスイッチングダイオードを
追加しました。
なお、送信機を2台(以上)使う時は
CHを別なCHにしないと送信機が干渉して
うまく動作しませんので
注意が必要です。
プリント基板裏面のパターンをカットして
1S1588相当のスイッチングダイオード
を追加します。
出来た。
改造完了!!(*^^*)
これでひとまず無線式アタリセンサーの
まとめ記事を終わります。
by.izuyan













最近のコメント