アタリセンサー受信機の誤動作対策2020年02月29日 17時41分

先週 久しぶりに自作無線式のアタリセンサーを車の中で

使っていてアタリもないのに圧電ブザーの小さい音が

受信機の向きによっては聞こえてくるという現象に気がついた。

そういえば昨年西条のMさんとヤエンに行って使った時も

このような現象が昼間有ったことを思い出した。

その時はなんらかのノイズの影響で誤動作しているのかな?と思い

あまり気には留めていませんでした。(´・ω・`)




ちょっと気になって後日受信機を分解して

いろいろと調べてみます。

家では全然誤動作しないのでやっぱり釣り場では

海の近くに何らかのノイズ源が近くにあったのかな?

なんて思いましたが受信機を傾けたり移動して調べて

いるうちにあることに気が付きました。




それは電球(光源)の近くに行って受信機の向きを変えたりすると

圧電ブザーから小さい音が鳴ったり、鳴らなかったりと

なぜか誤動作するようなのです。♪

あ!わかったぞ!

これって受信機が光に反応してる。

実験動画です。↓






【アタリセンサー受信機】 が

なんと光にも反応する 【光センサー受信機】 にも

なっていた・・・。^^;

送信機からのアタリ信号でイカの目にあるLEDが光ると

同時に圧電ブザーがなる仕組みなんですが、

なんとこのLEDが光センサーにもなっており

日中の明るい太陽光に反応していたとは・・。

回路図をしげしげと眺めて原因と対策を考えました。




【原因】

送信機からの無線によるアタリ信号を受けて

TWE-liteからの出力ビットがON

(負論理なので0V)になるとスイッチングトランジスタが

ONになりブザーとLEDが光る仕組みなのですが、

光(太陽光)がパネル面のLEDに当たると電圧が発生して

誤動作するんですね。(;O;)

今まで夜だったり、雨の日だったり、ポケットに

いれてたりと受信機にあまり光が当たらない状態で

使っていたのでこの事に気が付きませんでした。

(´・ω・`)




【対策】

光がLEDに当たりLEDからの起電力で

スイッチングTrの入力電位がふらついて

誤動作しないようにトランジスタQ2の入力側に

プルアップ抵抗を入れることで対策とします。

これでTr入力の電位が完全に0VにならないとスイッチングTr

は動作しないのでブザーは鳴らないはずです。




10kΩのプルアップ抵抗をTr の入力側につけて基板の

誤動作対策は完了です。




対策後はLEDに光を当てても圧電ブザーは

鳴らなくなりました。

ついでにプリント基板が古いパターンの受信機も同様に

対策しました。




最後にLED単体でライトの光を当て

電圧が発生するのかをテスターで調べました。

うわ!電圧が発生しているよ。

まるでソーラーパネルです。^^;




【お願い】

いままで無線式アタリセンサーを過去何人かの方々に

製作して配布してきましたが、もし受信機の光による

誤動作対策を希望される方がいましたら

御連絡願います。

こちらに受信機を送付していただければ

改造して返却したいと思います。

by.izuyan