デジタルスケールの精度 ― 2021年03月13日 16時41分
こんにちわ!
突然ですが読者の皆さまはどのようなデジタルスケールを
お使いでしょうか?
izuyanがイカの重さ(正確には質量)を量るやつはこれでした。↓
いつ頃買ったのか覚えていませんがだいぶ前に買って
かなり使っています。
(過去ブログ調べたら2010年の5月に1389円で購入。)
単4電池を3本入れるタイプですが3本はちょっと
半端だよなあ・・・。
手に持つところのリングがだいぶ錆びてきています。
電池ケースの蓋を開けるとバネの部分も
サビがちらほら・・。
中は大丈夫なのかな?
不安なのでバラしてみよう・・・。^^;
中のプリント基板は腐食など無くてとても
綺麗です。
このスケールの重要なキモのセンサ部分はロードセルですが
密閉されて取り付けてあるので特に問題は無さそうです。
ただ吊り下げるフックの部分にはサビが結構有りました。
ところで以前から思っていたことがひとつ・・・・。
このデジタルスケールの値は正確なのか?
(この写真のイカは2,42kgといい切って大丈夫?↓)
一般的に測定器類の値を信じるにはちゃんとした機関で
校正したものを使うことが絶対必要です。
工場などで使われる測定器類には校正したという
校正証明書があります。
トレーサビリティをお客様から要求されることもありますね。
もちろんイカの重さを量るため、校正した質量計を
使う意味は無いと思うのですが、もし本当は
3キロのイカを釣ったのに実はデジタルスケールの
精度が悪く2.5kgと表示されていたらどうでしょう?
あとでわかったらショックですよね?
この不安を解消するため調査する必要がありそうです・・・。
izuyanが持ってるこのデジタルスケールの分解能は5gです。
台所に分解能1gのキッチンスケールが有ったので
これを基準としてどれだけ表示差があるのか調べてみました。
キッチンスケールには最大表示2000g 最小表示1gの記載があります。↓
分解能は1gですが当然このキッチンスケールにも誤差が
あるので真値かどうかわかりませんがそこは無視。^^;
ペットボトルに水を入れて基準のオモリを作ります。
500g ↓
1000g ↓
1500g ↓
3種類の重さの基準が出来ました。^^;
まずは500gのペットボトルを吊るして量ってみます。
計測結果は490g
次に1000gのペットボトル。
結果は995g
次に1500gのペットボトル
結果は1490g
思っていたより誤差が少ないのには驚きました。
これならまだまだ使えるな!(*^^*)
しかしアマゾンでデジタルスケールを物色するとなんと世の中は
第三世代に移行していたのね・・・。^^;
何がどう違うのか説明が無いので全くわかりませんが、^^;
見やすいバックライトがあるデジタルスケールが
欲しくなりました。
いろいろ検討の結果、第三世代では無く評価が高かった
第二世代の Amazon Choice のこの製品を発注。
「ハカルドA」 928円成り。 やっす!
巻き尺が内蔵しているやつも有ったけど
シンプルが一番かな。
手配した次の日にはもうポスト投函で送られてきました。
封筒の中を開けると箱も無くてエアマットで包まれた
超簡易包装。
単4電池2本もちょっと怪しいけど付属しています。
(液漏れ大丈夫か?)
スイッチON!
重量をかけるとバックライトも自動で
点灯します。
今までの機種はバックライトが無かったのですが
この機種は夜でも明るくてとても見やすいです。
表示も大きいし。(*^^*)
電池2本はコスパがいいね。
このデジタルスケールの分解能は
0-10kgは5g
10-50kgは10gです。
では、さっそく500gの水を入れたペットボトルを量ってみます。
おお!ピッタリジャストで 0.500kg。
1000gのペットボトルもピッタリ 1.000kg。
おまけに1500gのペットボトルも 1.5000kg。
精度もいいですね。
なかなか評価どおり精度は良さそうです。
新品なのに好奇心に負けて分解したくなってきました。
中を見たいな。
バラします。新品なのにもう保証外です。(笑)
プリント基板の色は安い紙エポキシ基板の色です。
ガラスエポキシ基板じゃないのかな?
分解したついでに無線式当たりセンサーの基板に防錆用に
塗布していたPC基板プロテクターをスプレーしました。
スプレーすると無色透明の絶縁被膜を形成して
優れた防錆力で湿気、有毒ガス。塩害からプリント基板を
守ります。と記載があります。
その他の用途で屋外アンテナ・メッキ製品などの腐食防止と
記載が有ったのでスケールの取っ手にもスプレーしました。
何回かスプレーして表面処理処理は完了です。
取っ手にもスプレーしておきましたが、海水をつけた手で
持つことも多いと思うので錆止め用に熱収縮チューブを
取っ手に被せることにしました。
ヒートガンで熱風を当てるとめっちゃ綺麗になりました。
このデジタルスケールも前のスケールと同様イカ専用に
改造します。(*^^*)
だってイカしか計測しないからね・・・。
オモリが取れた不要なエギを分解して
カンナの部分を改造部品に使います。
表面の布を破っていきます。
バリバリ。表面は汚いのに
下地の金色がめっちゃ光って綺麗です。
カンナの部分の締めている部分を削ってラジオペンチで
引き抜くとカンナはスポッと抜けます。
ゴニョゴニョといじり回してイカを掛ける部分の完成です。
出来た!
自分はこの改造デジタルスケールを
「ハカルドイカ」と改名しました。^^;
2台ならべてパチリ!
せっかくなんでケースも作りました。
いらなくなったプラスチックにダイソーの
フェルトを貼ります。
カンナカバーが入らなかったので細身のものに
変えました。
最終形のスケールで各ペットボトルの質量を量って
問題ない(誤差がない)ことを確認。
これらの実験により、もしこのデジタルスケールで
3kg表示のイカを釣ったら 『ハカルドイカ』 を使って
質量を計測したので
「このイカは3kgです!!」 と
自信を持って言えるでしょう。
ははは ^^;
by.izuyan
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